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2021.07.27
北陸工芸の祭典 「GO FOR KOGEI 2021」
2021年9月10日-10月24日に開催決定&プログラム公開
富山、石川、福井の北陸3県を舞台にした北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2021」の開催が、2021年9月10日(金)~10月24日(日)に決定しました。期間中は「工芸の時代、新しい日常」をテーマに、”現代アート化する工芸”と”デザイン化する工芸”の2つの特別展を5会場で同時開催するとともに、北陸の工芸産地をリアルとオンラインで巡るプログラムをお届けします。
総勢46名の作家、ディレクター、職人が参加、5会場で2つの特別展開催
今年の「GO FOR KOGEI 2021」では二つの特別展が中心となります。一方は表現を重視する”アート思考型の工芸”、もう一方は用途と機能を重視する”デザイン思考型の工芸”を取り上げた展覧会で、合計46名の作家、ディレクター、職人らが参加し、今日の工芸を広い視点から紹介します。
”現代アート化する工芸”を切り口とした特別展Ⅰ「工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット」は、2012年に⾦沢21世紀美術館において本展キュレーターである秋元雄史がキュレーションした「⼯芸未来派」で⾒せた現代アート化する⼯芸を深化、発展させ、さらに現代アートとアールブリュットを加え、より広域化し、多様化した今⽇のアートとして紹介すると同時に、その三者が織りなす創造的な時間と空間を、富⼭、⽯川、福井の重要⽂化財指定の歴史的建造物において45⽇間同時に展開する、初めての試みとなります。
”デザイン化する工芸”を切り口とした特別展Ⅱ「工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」は、13名のディレクターと13組の⼯芸作家や職⼈、⽣産者がチームを組んで、新たなプロダクトや活⽤例を⽣み出していくプロジェクト型の展覧会です。現在、名作と⾔われている優れた⼯芸品やデザイン・プロダクトの数々が誕⽣した⽇本の戦後の復興、経済成⻑期には、社会の発展と需要に応じて⼯芸とデザインが創造的に関係しながら豊かなものづくりを⾏っていました。本展はこの時代のものづくりに倣い、カテゴリーを越えた豊かな交流から⼯芸とデザインの可能性を追求していきます。展⽰では完成したプロトタイプのほか、アイデア・ノートやスケッチなど制作プロセスを辿れるドキュメントも公開します。
その他、ホクリクで暮らすナビゲーターの深尾双葉氏、asako氏とともに北陸の工房をオンラインで訪ねる「ホクリク・スタジオ」、富山市(トヤ)と最西の越前市(エチ)の7つの“工芸祭”をつなぐスタンプラリー「トヤ・エチ・ラリー」も含め、計4つのプログラムがお楽しみいただけます。
日本の工芸に新たなパースペクティブをもたらす2つの大型の企画展と、つくり手と産地が織り成す北陸の工芸の魅力を体感しに、是非北陸にお越し下さい。
開催概要
タイトル 北陸工芸の祭典 「GO FOR KOGEI 2021」
テーマ 工芸の時代、新しい日常
コア会期 2021年9月10日(金)~10月24日(日)
入場料 [特別展Ⅰ][特別展Ⅱ] 有料
[ホクリク・スタジオ] 無料
[トヤ・エチ・ラリー] 共通パスポート購入でスタンプラリー参加可
主催 北陸工芸プラットフォーム実行委員会、文化庁、
独立行政法人日本芸術文化振興会
主管 認定NPO法人趣都金澤
共催 金沢21世紀工芸祭実行委員会、クタニズム実行委員会、
ガラスフェスタ(富山ガラス工房)、高岡クラフト市場街実行委員会、
RENEW実行委員会、クラフトフェス実行委員会
後援 富山県、石川県、福井県、
富山経済同友会、金沢経済同友会、福井経済同友会、
金沢市、金沢青年会議所、JR西日本、北日本新聞社、福井新聞社
特別協賛 ビーインググループ、マツモトインベストメント株式会社
三谷産業株式会社、樂翠亭美術館、リバーリトリート雅樂倶
富山経済同友会、金沢経済同友会、福井経済同友会、
金沢市、金沢青年会議所、JR西日本、北日本新聞社、福井新聞社
特別協力 富山市、高岡市、能美市、小松市、越前市、北國新聞社
協力 勝興寺、那谷寺、大瀧神社・岡太神社