あつまると楽しい器

マッチング意図

森義隆は映画監督として『宇宙兄弟』『パラレルワールド・ラブストーリー』などの話題作を手がけてきた。金沢に生活拠点を移してから地域の歴史・文化にも興味をもち、九谷焼産地で焼物に従事する人々を描いた『九谷棲む人々』を2020年に制作している。今回は九谷焼からガラスへと対象を変え、また立場も映画監督からプロデューサーとなって映像表現とは異なるものづくりに挑戦する。一緒に仕事をするのは富山ガラス工房で、ガラスの注器とカップ・セットを制作する。富山ガラス工房は、様々なガラス工芸技法を扱う作家が工房スタッフを務める専門機関で、外部のデザイナーやアーティストとのコラボレーションも実施してきた。

森義隆

1979年埼玉県生まれ、石川県金沢市在住。テレビドキュメンタリーの演出を経て、2008年「ひゃくはち」で映画監督デビュー。同作で、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞。2012年「宇宙兄弟」でプチョン国際ファンタスティック映画祭グランプリ。2016年「聖の青春」で高崎映画祭最優秀監督賞ほか多数受賞。ほか「パラレルワールド・ラブストーリー」など。現在、金沢に移住し『九谷棲む人々』など同地でのドキュメンタリー制作も精力的に行う。趣味は陶芸。

森義隆監督作品
『聖の青春』(2016)

富山ガラス工房

北陸有数の規模を誇るガラス工房。ガラス芸術を富山市の地域文化・産業として育成・発展させる事を目的として1994年開業。「ガラスの街 とやま」の中核施設として、作品の制作と販売、作家への制作設備レンタル、来場者への制作体験などを主な事業としている。ガラス作家の制作風景の見学や、作家と一緒に世界に一つのガラス作品を制作する体験ができる。隣接するカフェでは、ハンドメイドのグラスで寛ぎの時間を過ごすことができる。

 

https://toyama-garasukobo.jp

富山ガラス工房