印判手再考

マッチング意図

seccaはデジタル技術を活用して工芸を制作方法から見直しアップデートするクリエイティブ集団である。創設メンバーの一人である柳井友一は陶磁作家でありプロダクトデザイナーでもある。今回は工芸の装飾的側面に着目し、陶磁用印刷技術を手がける企業である山近スクリーンとのコラボレーションによって生活アイテムを製作する。山近スクリーンは良いものをより多くの人に届けたいという想いから、陶磁器の絵付けに用いる転写シールの製造をはじめた。手描きの図案をシルクスクリーンにしたオリジナルの版は1万枚を超える。磁器の量産化の時代において装飾技術として一斉を風靡した転写シールを今日のデザインの視点から見直し再解釈していく試みとなる。

secca

食とものづくりの街金沢を拠点に、これからの時代におけるものづくりの可能性を探求し続けるクリエイティブ集団。古より脈々と受け継がれる知恵と技能を今一度見直し、同時に疑い、独自の思想や最先端の技術を積極的に掛け合わせ、現代を生きる我々にしか生み出すことができない不変の価値をカタチにする。2017年国際陶磁器展美濃 陶磁器デザイン部門銀賞を受賞。2021年明治神宮「神宮の杜芸術祝祭 気韻正道」展に招待作家として出展。

 

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《LandscapeWare》 2017
磁器|圧力鋳込 H8 × φ33.5 cm
Photo: Takahashi Toshimitsu
Courtesy of the artist

山近スクリーン

石川県能美市で1980年創業。
和絵具を使った、陶磁器用のスクリーン印刷をしている。

転写シール
Photo: Shimoka Yasuhiro